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2011年9月18日

 

845   初めての所信表明を終えて

 

 13日、国会で、初めての所信表明演説を行いました。テレビでは衆議院での演説しか放送されませんでしたが、参議院でも行い、計2回の演説をそれぞれ約35分ずつ、やり終えました。

演説で申し上げたとおり、野田政権が取り組むべき課題は、明らかです。東日本大震災と世界的経済危機という「二つの危機の克服」。そして、「誇りと希望ある日本の再生」。一言で言えば、「国家の信用」の回復です。あとは「実行」により、全力で「結果」につなげます。

 「正心誠意」という言葉が誤字ではないか、との指摘を多くいただきました。私の今の思いをよく表しているのは、勝海舟が使った「正」という字を使う方です。「意を誠にして、心を正す」という姿勢で、すべての国民が力を合わせ、「国力の結集」を図っていく。それが私の心からの願いであり、覚悟です。 

 実は、この「所信表明演説」は、その場の雰囲気を読んで、アドリブを入れて自由に発言できるものではありません。原稿を事前に閣議で決定し、国会に印刷物であらかじめ配布しなければならず、読む時も、原稿から一字一句離れてはならないことになっています。こういう形式の「演説」は、聴いている方々の顔を見て対応を変えられないだけに、ちょっと不自由でした。 

 対話を通じて合意を目指す国会のあるべき姿に思いを込めて、演説を最後まで進めました。

 冒頭、「忘れてはならないことがある」と3回繰り返し、国民の皆さんへの呼びかけをさせていただきました。

 遠藤未希さんの防災無線。実際にお会いして感銘を受けた那智勝浦町の寺本町長。福島県の佐藤知事からいただいたDVDを見て感動した高校生の演劇のセリフ。私としては、世界の偉人の言葉や難しい故事成語などの借り物の言葉に自分を重ねて語るよりも、個人的に心を動かされたエピソードを織り交ぜ、国民の皆さんと心を通じあわせたい、と願いました。遠藤さん、寺本町長のご家族、その他の亡くなられた方々の御冥福を改めてお祈りするとともに、被災者の方々へ、改めてお見舞いを申し上げます。

 「福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす」との印象的なセリフを引用させていただいた、福島の高校生の創作劇は、実に感動的なものです。 

 今週はニューヨークの国連本部で演説をし、世界に対して、震災時の支援への感謝と、たくましく復旧・復興に向かう日本の姿を示したいと思っています。

 

      平成23年9月18日                      野田よしひこ

 

 

 

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