詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1461 『投票に行こう』

2025/06/30

  石破茂内閣は6月24日、参院選を7月3日公示、同20日投開票の日程で行うと閣議決定しました。20日が日曜日、21日が「海の日」で祝日のため、3連休の中日が投票日となります。


  ちょうど子どもたちの夏休みが始まる時期と重なり、家族旅行やレジャーに出かける人も多いのではないでしょうか。投票率の低下がとても心配です。


  連休中に衆院選や参院選が行われるのは、補選を除くと史上初めてのことです。どうして、連休の中日に――? 無党派層が投票に行かないと、組織票のある与党が有利になるからでしょうか。だとしたら、いかに内閣支持率が低迷しているとはいえ、姑息過ぎます。


  25歳以上の全男性に衆院選の選挙権を与えた「普通選挙法」が成立したのは、1925年。国税を一定額以上納めた25歳以上の男性しか投票できなかった「制限選挙」から脱却したのは、大正デモクラシーの時代でした。


  1945年、女性参政権が認められ、選挙権年齢も20歳以上に引き下げられました。その後、投票時間の延長や期日前投票制度や在外投票の創設など、投票の利便性を向上させる工夫を積み重ねてきました。選挙権年齢も18歳以上へ引き下げられました。


  今年は普選法成立百周年です。その大きな節目の年に、投票率が下がるかもしれない連休の中日を投開票日にするとは……。先人たちが苦労の末に実現してきた選挙権拡充の歴史を踏みにじる暴挙です。


  民(たみ)が主(主)の精神を全く理解していない石破政権に対し、鉄ついを下すために意地でも投票に行きましょう。


  

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