
かわら版 No.1517 『統一会派「中道」』
2026/09/14
中道改革連合を1月に結党した時には、立憲民主党・公明党の参議院議員が中道へ組織的に合流することが予定されていました。が、3党の協議の結果、合流を断念することになりました。これまで様々な形でご支援していただいた皆様に、深く深くお詫び申し上げます。
しかし、託された1票の重みを考えれば、3党合流が実現しなかったからといって、社会の多様性や個人の尊厳などを守り抜こうとする中道政治の旗を降ろすわけにはいきません。
そこで、中道改革連合は9日の常任幹事会で、次のような方針に基づき、「新たな形態」に移行し再起動することを決めました。
1.中道改革連合所属の衆議院議員は、(立民出身議員が)結成する新党への結集や公明党への再結集を通じ、それぞれの基盤と強みを生かして、中道政治を前進させる(事実上の分党)。
2.次期臨時国会において、新たな中道勢力の結集体として、衆議院内において会派「中道」を結成する。
3.新たな形態への移行後も、中道政治の実現と中道勢力の拡大に向け、国会内だけでなく、政策立案、選挙活動はじめ全ての政治活動において最大限の協力を行う。
なお、立民系の国会議員1人が中道に残留し、財務整理や惜敗した総支部長の支援継続などを行います。高市改造内閣の下、臨時国会は10月初めに召集されます。それまでに統一会派「中道」の体制を整備しなければなりません。
臨時国会の主な議題については、別の機会に詳述したいと思います。とにもかくにも与野党が協力して実現しなければならないのは、議会制民主主義で最も大事な「熟議」の復活です。
石破前政権下で、熟議の国会の所作が根付きつつありました。ところが、先の特別国会で熟議の国会が著しく後退してしまいました。衆院の予算審議は通常は1か月ほどかけて審議しますが、過去最大規模の予算案を計上しながら、わずか2週間で切り上げました。
衆院予算委の審議時間は計59時間にとどまり、2000年以降で最短でした。総理が出席しテレビで生中継される集中審議も、昨年の石破前総理の約40時間に比べ高市総理は10時間弱。大幅に減りました。
衆参の予算委のみならず他の委員会や本会議も含めた総理大臣の国会対応時間については、2012年の野田政権は年400時間ほどで近年では最長でしょう。あまりにも拘束時間が長過ぎるということで、その後の安倍政権以降は国会対応時間は短くなりつつあります。
しかし、高市総理の出席時間は足元で100時間を切っており、論戦を避け過ぎです。極論の先に真の解決はありません。熟議で解決策を見出していく国会をめざすべきです。熟議の民主主義を前進させるために、統一会派「中道」は踏ん張らなければなりません。