詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1199 『桜を見る会』

2019/11/25

  大相撲九州場所の6日目、小兵力士の石浦が舞の海以来26年ぶりの珍しい決まり手で勝ちました。相手の身体の3か所を同時に攻める「三所攻め(みどころぜめ)」です。相手を片足を外掛けまたは内掛けで攻め、もう片方の足を手ですくい、相手の胸を頭で押し倒す技です。


  いま開催中の臨時国会も、野党による安倍政権に対する三所攻めの様相を呈してきました。第1の攻めどころは、経産大臣と法務大臣が公職選挙法違反の疑いで次々と辞めましたが、彼らを選んだ総理の任命責任。第2は、英語の民間試験や国語・数学の記述式問題の導入など、受験生泣かせで業者ファーストの大学入試。第3は、「桜を見る会」という公式行事が私物化されていた問題です。


  野党連携が功を奏していることもありますが、史上最長政権の驕りと弛みが極限に達してきたのでしょう。英国の歴史家ジョン・アクトンは、「権力は腐敗の傾向がある。絶対的権力は絶対的に腐敗する」という有名な言葉を残しています。至言だと思います。特に、総理主催の「桜を見る会」並びに安倍後援会主催の「前夜祭」は、疑惑がてんこ盛りです。


  今春の「桜を見る会」の招待者は、約1万5千人でした。その内訳は総理の推薦者は約1千人、官房長官など官邸幹部の推薦者が約1千人、そして自民党関係者の推薦は約6千人と、過半が各省庁推薦の各界功労者や大使などではないことが判明しました。税金の目的外利用というよりも私物化、公金を利用した大がかりな買収と同じです。


  総理夫人の推薦もあったとのこと。安倍内閣は昭恵氏を「私人」と閣議決定していたはずなのに、なぜ推薦枠があるのでしょうか。公私混同の極みです。しかも、安倍総理が返り咲いた2013年以降、飲食物提供業務を一括受注している業者は、総理夫妻と長年にわたり親交があるそうです。招待客が毎年増えているので受注額も右肩上がり。森友・加計と同じお友達優遇体質がここでも露わになってきました。


  私が総理だった2012年は、北朝鮮が弾道ミサイルを発射すると予告していた時期と重なっていたため、対応に万全を期すため中止しました。ご批判もいただきましたが、危機管理を最優先に判断しました。


  安倍内閣の昨今の「桜を見る会」は、この危機管理において杜撰過ぎます。開催当日、地元後援会員がセキュリティチェックも受けず、貸し切りバスで大挙して会場入り、他の参加者がまだ入れないのに会場内で総理らと写真撮影していました。


  職業に貴賤はありませんが、何の功労者なのかAV男優やキャバ嬢も参加していたとか。恐ろしいことに半グレのリーダーも入っていたとか。皇族や各国大使もお招きしている会場に、反社会的勢力やテロリストが紛れこめるかもしれないとは言語道断です。総理本人と後援会に直接関わる問題であり、「国会で決めれば説明する」と自ら言われていることから、総理は予算委員会でしっかりと説明責任を果たすべきです。


  

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