詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.908 『行脚』

2013/05/27

  今国会において公職選挙法が改正され、7月の参院選からインターネットを活用した選挙運動が可能となりました。国民生活の様々な分野にインターネットが普及・定着している「ネット社会」において、ネット選挙解禁は時代の要請でしょう。有権者の判断材料が増え、投票率の向上につながればと期待しています。


  一方で、「なりすまし」等の混乱を心配する声も聞きます。私にとってネットは、未知の領域というよりも無知の領域なので、相当に勉強しなければなりません。新しい領域への挑戦にも果敢でありたいと思いますが、時代遅れの男の直感として、政治家はやはり「指先」よりも「足腰」の方が重要な気がします。


  だから、週末はフットワーク良く全国行脚に出掛けています。5月は、山口、広島、愛知、徳島、新潟に行きました。6月は、広島、京都、三重、大阪、石川と続きます。膝付き合わせて聞く地方のナマの声は切実です。各地でマイクを握ると、バーチャル世界ではわからないリアルな反応を体感できます。参院選本番では、盟友・「長浜ひろゆき」応援のため、船橋市はもちろん千葉県中で駅頭に立つ決意です。


  最後に、私が最も気にしている数字、長期金利がいよいよ心配になってきました。先週末には、新発10年物国債の流通利回りが1%まで急騰しました。金利上昇は住宅ローンや社債発行に影響を及ぼします。最も悪影響が出るのは国債の利払い費です。長期金利が1%上昇すると、当該年度の利払い費は1兆円ふえます。翌年度は2.4兆円、翌々年度は約4兆円にまで利払いがふくらみます。4兆円規模となると、防衛費、教育費、公共事業費並みの金額です。予算編成が困難になりかねません。引き続き、金利動向を注視していきたいと思います。

 

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