詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1019 『誤解を解く』

2015/12/07

  昨今、民主党の基本的な姿勢に関して誤解と疑問が広がっているようですので、それにお応えしたいと思います。


  まずは、共産党と組むのかについてです。一緒に連立政権をめざすということはあり得ません。重要政策について大きく見解の異なる政党が連立を組んだら、何も意思決定できません。その政権は1日ももたないでしょう。選挙協力も考えられません。血液型の異なる者同士の輸血はできませんから。ちなみに自公の選挙協力は、公明党がO型だから片務的に成り立っています。


  次は、民主党の解党論についてです。政党は、多くの地方議員や党員・サポーターによって支えられている組織です。したがって、一部の国会議員が軽々に外向けに発信する筋の話ではありません。冷凍庫から氷を出して「解凍」するのとは次元が違うのです。岡田克也代表は、その事を誰よりも良くわかっている政治家です。憶えていらっしゃるでしょうか。十数年前、小沢一郎新進党党首が唐突に党を解党しようとした時、先頭に立って強く抵抗したのは若き岡田議員でした。その岡田執行部は維新とは「統一会派」を結成する方針を決めました。私は、その路線を支持します。


  最後に、民主党は何でも反対の党になってしまったのかという誤解についてです。これもまた明確に否定しなければなりません。先の通常国会では約90本の法律・条約が成立しましたが、そのうち我々は約70本も賛成しています。何と8割近くも賛成しているのです。それは、3年3か月政権を担った経験を踏まえた責任があったからです。ただし、野党ですから、理不尽な法案には強く反対しました。たとえば、「労働者派遣法」。非正規労働者が全体の4割に達した今日、さらにその流れを助長するような法改正に賛同できるはずがありません。「安保関連法」については、あまりにも粗雑な説明だったために反対しました。


  以上のような誤解を生む背景には、1強多弱という政治状況があると思います。来年夏の参院選はこの混迷を打開し、再び2大政党制への展望を拓くチャンスです。千葉選挙区の「小西ひろゆき」君はもちろん、全国の同志の応援に奔走するつもりです。併せて、衆参ダブル選挙の可能性もあります。常在戦場の構えで地元の活動も精一杯取り組む決意です。

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