詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1110 『タバコ増税?』

2017/12/04

  総理大臣在任中に私も失言をしたことがあります。2012年3月9日、TV中継されていた参院決算委員会においてです。質問者は既に勇退された公明党の松あきらさんでした。


  質疑の冒頭に「総理、タバコやめたらどうですか」といきなり詰問されました。事前通告もなかったのでいささかムッとしてしまい、「私は18歳からずっとやめたことなく(喫煙を)貫いてきた」と、思わず感情的に答弁してしまいました。


  法律が禁じる未成年喫煙を認めるような答弁でしたので、場内がざわつきました。私は慌てて、「失礼しました。20歳からです」と訂正しました。松さんは武士の情けで更なる追及はせず、苦笑いしながら受動喫煙の健康被害に関する質問に移ってくれました。


  この恥ずかしい場面が、政治家失言集の1コマとして民放テレビ番組で最近放映されたそうです。私は視ておりませんが、複数の方からご指摘いただきました。とっくに忘れていたエピソードが今頃になって蒸し返され、改めて汗顔の至りです。


  そのタバコ、1本当たり3円、1箱(20本入り)で60円の増税案が政府・自民党内で浮上してきました。近年利用が増えている「加熱式たばこ」についても増税する方向のようです。喫煙歴約40年の愛煙家の私も、寒風の中ベランダで吸うのも辛くなってきました。崖っぷちの正念場をむかえつつあります。


  タバコ増税のみならず、会社員向けの減税措置である「給与所得控除」の縮小、年金受給者向けの「公的年金等控除」の見通しなども検討されているようです。そして、いよいよ税制改正の大詰め、12月に入りました。


  私も5日(火)から8日(金)にかけて、平成30年度税制改正要望について、精力的にかつ集中的に関係団体よりヒアリングを行います。

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