詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1114 『2018・年頭所感』

2018/01/09

  1987年春、無手勝流で千葉県議選に挑み、当時最年少で初当選を飾りました。政党に属さず、「政治とは未来を創造する仕事である」という信念の下、たった1人で「未来クラブ」という会派をつくり、政治活動を始動しました。この1人会派こそが、県内においては自民党に対抗する2大政党づくりの源流だったと自負しています。


  あれから約30年。浮き沈みの激しい政治人生を歩んできました。そして、昨秋の衆院選では、一寸先は闇といわれている政界ですが、まさかの無所属での立候補となりました。まるで双六(すごろく)のように「ふりだし」に駒が戻ってしまいましたが、再び政権交代という「あがり」を目指して駒を進めていく決意です。


  野党の体たらくにより、安倍政権は6年めに入りました。この間、財政規律がゆるんできたことは間違いありません。国の借金は千兆円を超え、基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の赤字も続いています。財政健全化計画も頓挫してしまいました。このような無責任なことを続けていては、国が潰れてしまいます。かつて、世界を震撼させたギリシャの国家破綻が起きた時の借金額は、40兆円に満たない額でした。日本は、その25倍もの借金を抱えているのです。


  いつ破綻するのか、それはわかりません。首都直下型地震が起きる確率は、30年以内に70%です。同様に国家破綻もいつ起きても不思議はありません。天変地異や北の脅威のような地政学リスクが契機となるかもしれません。もっと些細なことがきっかけになるかもしれません。


  未来を創造することが政治家の使命であるとするならば、まずは未来のために、これまで目を逸らしたり先送りしてきた財政再建という大問題に立ち向かわなければなりません。少しでも良き未来を次世代に引き継ぐため、諦めずにもうひと踏ん張り頑張る決意です。


  結びに、改めて昨秋の総選挙における皆様のご支援に深謝したいと思います。勝利させていただいたお蔭で、このように新年の抱負を語ることができるのです。そして、私の応援団は党派を超えた船橋党であることも改めて強く感じることができました。ですから、例年以上に2018年は、船橋市内の街頭に立ち、市民との対話を重視したいと思います。


  私の街頭スポットでは、私の傍らに「素志貫徹」というノボリが立てられます。素志貫徹とは、次のような意味です。


  「常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、途は必ず拓けてくる。成功の要諦は成功するまで続けることにある」


  今年も諦めずにコツコツと頑張り続ける決意です。本年も宜しくお願い申し上げます。

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