詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1184 『一体改革の再構築』

2019/07/22

  参院千葉選挙区において、「長浜ひろゆき」が当選を果たすことができました。約40年来の盟友であり、長年にわたり非自民・非共産の立場で政治行動を共にしてきた同志中の同志が勝利し、ホッとしています。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。


  選挙期間中、多くの候補者が「年金」や「消費税」を語りました。しかし、表面的な目先の議論に終始していたような気がします。


  年金は目減りするのではないか、医療費や介護保険の自己負担額が増えていくのではないか。国の借金が増え続け1千兆円を超える中、財政は破綻しないのか、さらなる増税は不可避ではないか。これらの国民の抱えている大きな将来不安に真摯に向き合い、処方せんを示す競争にはなっていませんでした。


  安倍政権は年金の財政検証も公表もせず「百年安心」と言い張るのみ。消費税についても税率を軽減したり、ポイント還元したり、痛みから目をそらすことばかり。野党も明確に対抗軸を提示できませんでした。


  7年前、私は、社会保障の充実・安定と財政健全化を一体で推進しようとしました。当時の与野党が歩み寄り、3党合意を実現しました。しかし、社会保障と税の一体改革の基盤は、残念ながら崩れてしまいました。与野党の隔たりも大きくなってしまいました。


  しかし、一体改革や3党合意が間違っていたとは思いません。むしろ、今こそその再構築が急務だと確信しています。医療、年金、介護等の社会保障の展望を示すこと、国の借金を減らす財政健全化の道筋を明らかにすることこそ、内政の最重要課題だと思います。


  私が代表を務める無所属の衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」が、社会保障や財政の百年の計をつくる先頭に立っていく決意です。


  

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