詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1212 『お粗末な肺炎対応』

2020/03/02

  衆院財務金融委員会において2月25日、令和2年度の税制改正について質問する機会がありました。麻生大臣はサウジアラビアのリヤドで開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議から帰国した直後でしたので、新型コロナウイルスについてどのような議論が行われたのかについても質しました。


  大臣からは新型コロナウイルスの蔓延が世界経済の下振りリスクであるという危機感は共有されたものの、中国政府の代表が欠席であったために議論が深まらなかった旨の報告がありました。


  大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号の集団感染等について、海外メディアは手厳しく批判しています。それに伴い、日本人の入国を禁止したり、日本への渡航を制限する国々も増えてきています。中国に次いで日本に対する国際社会の見方が厳しくなってきている中、日本の取り組みをしっかりと説明したかについて尋ねました。


  大臣からは、きちんとした情報や今やっている事実をしっかりと伝えていくことは、インターナショナルにやっていく必要を認めましたが、日本についての質問はほとんど出なかった旨の答弁がありました。


  また、2月16日に開催された新型コロナウイルス対策本部の閣僚会議を3大臣が欠席したことも取り上げました。素直に謝罪しない小泉環境大臣ばかりが注目されていますが、出入国管理という水際対策を司る森法務大臣も、子どもや教員の感染も確認されつつある学校現場をあずかる萩生田文科大臣も欠席でした。


  国家的危機管理の局面にある中、3大臣はそれぞれ地元行事を優先していました。緊張感の欠如に開いた口が塞がりません。麻生大臣は安倍内閣の副総理でもありますので、他の閣僚を厳しく注意するように強く指摘しました。


  閣僚も閣僚ですが国のトップである総理も、夜な夜な取り巻きとおぼしき面々と誕生会など長々と夕食を共にしています。この間の政府の対応は、全て後手後手に回っています。感染症対策の専門家を集めた会議の初会合も、2月16日でした。遅すぎるなんてもんじゃありません。


  ようやくまとめた「基本方針」なる仰々しい文書は具体性に欠け、多くの重要な判断を国民や自治体、民間に丸投げしています。情報開示も不徹底で、外形的に感染者数を抑えるためにウイルス検査を渋っているのではないか、との疑念すら膨らんでいます。


  各国と比べると対策費も貧弱です。シンガポールは5000億円、米国は2700億円、台湾は2200億円ですが、日本はわずか153億円。桁が違います。


  国民の健康と命を守ることに優先する政策課題は他に存在しないはずです。野党はいま審議中の令和2年度予算の組み換えを要求していきます。非常事態ですので政府の足を引っ張るのではなく、尻をたたく気持ちで国会に臨んでいく決意です。


  

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