詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1262 『千葉が変わる。日本も変える。』

2021/03/22

  熊谷俊人・前千葉市長が自民党の党本部推薦候補らに圧勝し、千葉県知事に就くことになりました。ポスター掲出や親書の送付など全力で応援した甲斐がありました。一緒に街頭にも立ちましたが、彼の演説はTPO(時と場所と場合)を踏まえた現実的政策論に終始していました。机上の空論とは一切無縁なのは、現地現場主義と対話主義に徹してきたからでしょう。


  さて、緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新知事に課せられた最大の仕事は新型コロナウイルス対策です。


  まずは、千葉県と県内市町村との連携を強化してほしいと思います。森田前知事の下では、県知事と市町村長との間で、コロナ禍をめぐる意見交換会は皆無だったそうです。全国47都道府県で千葉ほど連携が欠如している県はないでしょう。


  感染症に関する身近な相談窓口は、地域の保健所です。13の保健所を設置している千葉県と、独自の保健所を有する千葉市、船橋市、柏市の間で、緊密な連携を図ることを何より急ぐべきです。


  4月からはワクチン接種が本格化します。実施主体は市町村であり、県は広域的な視点で市町村を支援することになっています。県下であまねく円滑にワクチン接種が実施されるよう、千葉県知事と54市町村長の連絡協議会も早急に開催すべきでしょう。


  千葉県の懸念材料は、新型コロナウイルス患者向けの病床使用率が他県よりも高いことです。それは、高齢者施設等でクラスター発生が続き、高齢患者による病床利用の長期化が大きな要因になっていると思われます。熊谷氏は千葉市で介護施設の入所者・職員に対するPCR検査の費用助成制度を創設するなど検査拡充に努めてきましたが、県全体でPCR検査体制を大幅に拡充してほしいと思います。


  コロナ対策については、首都圏において他の都県を追随するだけだった千葉県でしたが、ようやくメッセージの発信力等で見劣りのしないリーダーが誕生しました。そして、コロナ対策にとどまらず、市長時代には災害対策、行財政改革、医療、子育て支援、教育など様々な行政分野において、千葉市方式と呼ばれる先駆的な施策を推進してきた熊谷氏は、今度は千葉県方式を次々と編み出していくでしょう。


  森田前知事の何事も「良きに計らえ」路線は、県庁という組織を弛緩させ県政を停滞させたように思います。そして、一昨年の台風15号の襲来時のようないざという時に、役に立たない役所になってしまいました。が、熊谷氏の辣腕は県庁に緊張感をもたらし、真に役に立つ役所に変えていくでしょう。


  トップが変われば行政は大きく変わります。千葉県は大きく変わるでしょう。日本も変えなければなりません。令和3年は一大政治決戦の年ですが、来月の衆議院北海道2区補選、参議院長野県補選、参議院広島県再選挙で3連勝を達成し、菅政権に解散総選挙を迫っていきたいと思います。


  

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