詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1356 『衆院千葉5区補選』

2023/04/10

  議員が辞職あるいは死亡したこと等で欠員が生じた場合に、その補充をするために行われるのが補欠選挙です。衆議院と参議院の補欠選挙は、4月と10月の年2回まとめて実施されます。


  11日に衆院では「政治とカネ」問題で自民議員が辞職した千葉5区、安倍元総理の死去に伴う山口4区、実弟の岸前防衛相の体調不良による辞職を受けた山口2区、野党議員の知事転出に伴う和歌山1区で告示されます。


  現職議員が知事選に立候補したことで参院大分では、既に6日に告示されています。これら衆参5補欠選挙の投開票日は4月23日。統一地方選挙後半の市議会議員選挙と同じ日です。


  物価高の影響により候補者のポスター掲示板の設置費用や、選挙公報の印刷や配布のための費用も上昇しています。これらの選挙執行経費は税金でまかなわれます。死去に伴う補選などは民主主義のコストといえるでしょうが、不祥事による補選は税金の無駄づかいと同じです。


  自由民主党の薗浦健太郎衆院議員が、パーティーの収支を政治資金収支報告書に約4千万円少なく記載した疑惑を巡り、昨年末に議員辞職しました。何に流用したのか私腹を肥やしたのか、説明責任を果たさぬまま辞めてしまいました。そのために千葉5区(市川市の一部及び浦安市)の補欠選挙が行われます。


  党所属議員が「政治とカネ」を巡る不祥事で辞任したのですから、自民党は補選の候補者擁立を見送り、不戦敗を選択するのが筋でしょう。しかし、税金の無駄づかいを生じさせた反省もなく、公募までして党公認候補を立ててきました。私は、満身の怒りを込めて戦う決意です。


  なぜならば、「政治とカネ」の問題は、私が政治家を志した原点だからです。高校生の時に立花隆氏が「田中金脈問題」を追及し、ペンで政治を正そうとしました。その姿に感銘し大学で政治学を学ぼうと思いました。早大入学直後にロッキード事件が発覚し、ますます政治腐敗に義憤を感じました。


  そんな折、ヘンリー・ジェイムズという19世紀の英国政治家を知りました。彼は、1883年に腐敗防止法をつくった時の立役者です。当時、日本円に換算すると1票5万円で票が売り買いされていた英国の金権選挙を根絶したのでした。


  いま彼の名を知っている英国民はほとんどいないでしょう。でも、私は彼のような政治改革家になりたいと志し、大型買収事件などが続発していた千葉県の金権風土を塗り替えようと、徒手空拳で県議に挑戦しました。


  往時の青臭い志がメラメラと蘇ってきました。不祥事を起こした政党にはお灸を据えて、猛省を促さなければなりません。継続は力なり、マジメにコツコツ「堅実実行」の「矢崎けんたろう」を全力で応援します。

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