詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1376 『世襲や金権等と戦う』

2023/09/19

  岸田総理は13日、党役員人事・内閣改造を実施しました。幹事長や政調会長などの党役員は、骨格を変えませんでした。来年の自民党総裁選における再選に狙いを定め、政権の浮揚よりも安定を優先したのでしょう。低位安定になると思いますが…。


  内閣改造も特にサプライズはありませんでした。女性閣僚は5人になりましたが、新任の3人は全員世襲です。岸田第2次改造内閣の半数が総理も含めて世襲議員になりました。2世ではなく世襲と表現した理由は、留任した河野太郎デジタル相や初入閣の加藤鮎子少子化相にいたっては、ルパンと同じく3世だからです。


  平成以降の自民党出身内閣総理大臣も、菅義偉前総理を除けば全員世襲です。国会議員は歌舞伎役者ではありません。世襲を禁止し固定化した政界への人材供給ルートに風穴を開けることこそ、令和の最大の政治改革ではないでしょうか。


  千葉県においても、森家、浜田家、臼井家などにより議員職が家業化しています。次期衆院選でも千葉8区の桜田氏、千葉10区の林氏の後継者としてジュニアの出馬が噂されています。これらの流れに歯止めをかけ、先進の政治風土に塗り変えていきたいと思います。


  千葉県では「政治とカネ」問題が後を絶ちません。秋本真利衆院議員が7日、洋上風力発電を巡る受託収賄容疑で逮捕されました。6千万円以上のワイロを受け取り、競走馬の購入などに使っていたとの由。風車と馬ですから「令和版ドン・キホーテ」か?


  秋本氏は自民党を離党したものの議員辞職はしていません。が、次期衆院選に向け自民党は、千葉9区(千葉市若葉区、佐倉市、四街道市、八街市)の候補者の公募選考に入りました。前回衆院選では立憲民主党の奥野総一郎議員が接戦を制し、秋本氏は比例復活当選でした。次なる総選挙ではどのような新人が相手であっても、奥野議員は断じて負けるわけにはいきません。


  勝てるはずの勝たねばならない選挙で敗れたのが、本年4月の衆院千葉5区(浦安市と市川市の一部からなる)補選でした。自民党の薗浦健太郎議員が政治とカネを巡る不祥事で辞職したことに伴う選挙でしたので、自民に「お灸をすえる」ための戦いでしたが、野党候補が乱立し自民新人が勝ってしまいました。千葉9区が同じ轍を踏まないよう、環境整備しなければなりません。


  参院徳島・高知選挙区補欠選挙(10月5日告示、22日投開票)もまもなく始まります。元秘書を暴行した自民党参院議員の辞職に伴う補選です。現時点では自民党が高知県議を擁立し、前立憲民主衆院議員の「広田一」が無所属で挑戦します。広田氏は20年にわたって共に苦労してきた同志ですので、今月17~19日の間、応援のため徳島に行ってきました。


  目前の1つ1つの選挙の勝利に向けて、コツコツと全力を尽くしていく決意です。


  

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