詳細 | かわら版 | 衆議院議員 野田 よしひこ

かわら版 No.1394 『倫選特に入りました』

2024/01/29

  元日に発生した能登半島地震は、正月気分を吹き飛ばしました。その能登の支援に向かおうとした海上保安庁機とJAL(日本航空)機の衝突も、痛ましい事故でした。お亡くなりになられた5名の海保機乗員の皆様には、心からご冥福をお祈り申し上げます。


  あわや大惨事になるところでしたが、JAL機の乗員乗客379人が炎上する機内から全員避難しました。海外メディア等も「奇跡の18分間」と称賛しています。12名の乗務員の適切な対応は、JALの厳しい避難訓練の成果でしょう。367人の乗客の秩序立った行動は、日本人の国民性だと思います。


  客室乗務員(CA)のうち4人が、入社して1年未満の新人だったそうです。そのうち2人は最後尾を担当していたとの由。しっかりと訓練を積んでいたとはいえ、実際に炎や煙が近づけば臆するのが当たり前。でも、彼女たちは冷静沈着に乗客を誘導しました。プロ意識の表われでしょう。


  乗員乗客全員の避難完了を確認してから、最後に脱出した機長の責任感の強さにも感銘しました。JAL乗員の対極にあるのが裏金疑惑で揺れる政界です。永田町では自己保身の醜い姿が目立っています。


  政治家は結果責任を負います。しかし、派閥の会計責任者が起訴されても、派閥幹部は責任をとりません。事務所の会計担当者にまかせていたと、疑惑議員は責任をとりません。


  議会人には説明責任があります。しかし、捜査に支障があるからと、その責任も果たそうとしません。 政治家の自己保身ありありの立ち振る舞いが、どれだけ国民をウンザリさせているか。毎朝街頭に立っていると肌で感じます。


  高まる政治不信は、民主主義の危機です。ですから、今国会では自ら志願して、衆院の政治倫理・公選法改正特別委員会(倫選特)に所属することになりました。「政治とカネ」の問題を審議する倫選特は、政治改革国会の主戦場となると思ったからです。


  昨年10月よりインボイス制度が導入され、事業者は1円単位でお金を管理されるようになりました。確定申告を間近に控え、煩雑な事務作業に追われています。一方、自民党国会議員は裏金づくり(事実上の脱税)に明け暮れてきました。


  政治資金の出入りこそ徹底してガラス張りにしなければなりません。自己保身を許さないよう連座制も含めて罰則を強化しなければなりません。政治資金規正法の抜本改正を実現すべく、倫選特で論陣を張る決意です。


  なお、常任委員会は引き続き、衆院財務金融委員会に所属することになりました。財政、税制改正などについては鈴木俊一財務大臣と、金融政策については植田和男日銀総裁と論戦を交わす予定です。


  

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